コロナ禍で、当初決定されていた会場で結婚式を挙げられなくなってしまったお二人。
結婚式をどこであげるか悩む中、訪れたルメルシェ元宇品。
ご案内させて頂いたスタッフの安心感、提案力も含めて「ここで挙げたい」と、再スタートの場所としてルメルシェを選んでくださいました。
幼い頃から、やりたいことがあれば「なぜやりたいのか?」「なんのためにやるのか?」その理由を家族に伝える事を大切にしてきた新郎様。
結婚式では、いつも自分の「やりたい」を応援してくれた家族へ、
これから先、一家の大黒柱として新婦様を守っていく、その思いを言葉で伝えたいとお話してくださいました。
小さな頃から結婚式をすることに憧れを抱いていた新婦様。
そんな新婦様から打合せの中で一つ、ご依頼をいただいたことがあります。
「父とのわだかまりを解きたい」
小学校の高学年ぐらいから反抗期を引きずり、結婚式を迎えるまで面と向かって話をすることもなかったそう。
そんなお二人の背景からご提案させて頂いたテーマは
『シアワセイロハ~素直な言葉~』
4月4日の結婚式。
4が合わさっている「シアワセ」
「イロハ」は初歩、基本という意味があります。
初心を忘れないこと、素直な言葉を大切にすること。
お二人の結婚式に対する思いをカタチにする結婚式をプランニングしていきました。
【挙式前】
●新婦様+新婦親御様とファーストミート
●新婦様から新郎様へサプライズ
【挙式】
●新郎様バージンロードを歩き、親御様宛のお手紙
●新婦様、お母様によるベールダウン
●新婦様、新婦お父様とバージンロードを歩く
●新婦両親から新郎様へのバトンタッチ
●誓いの言葉は、お互いの御親族様から問いかけて頂く(新郎父・新婦母)
●新郎新婦様リングの交換・ベールUP・誓いのキス
●結婚し証明書1つ目はお二人のサインボード・2つ目はゲストに肥料を入れてもらいオリーブの木(シアワセの樹)を披露する
●挙式退場時、扉前で賛同のフラワーシャワー
【披露宴】
●日本で初めて結婚式に参列される海外ゲストに乾杯のご発声
(頑張って日本語の練習をされたようです)
●「シアワセおすそ分け企画」として、フリーカップに仕掛けをし、あたりの方へ景品を(友人スピーチできる権利)
●お色直しはそれぞれご兄弟に感謝の想いを言葉で届けます。
●再入場はテラスから登場
●お二人の幸せのヒトトキ「シュークリーム」を巨大にして手作りしバイト!
●新郎様から新婦様へサプライズの演奏+お手紙+バラ44本のお渡し
(新郎様はこの日の為に子供の頃に嗜んでいたバイオリンを練習されました)
●二人の感謝の想いを感謝ムービーとして上映
●感謝ムービー後、新婦様から親御様へお手紙(お父様には今までの謝罪も込めて…)
●お手紙を聞いたお父様から一言伝えてもらう
●感謝の想いをカタチにした花束+感謝ボードの記念品贈呈
●ゲストと共に見るハイライトムービー
●新郎様の謝辞は感謝のお手紙もご披露
●ゲスト全員での集合写真
●プチギフト+感謝のお手紙を直接お渡しし送賓
コロナ禍で当初予定していた結婚式会場で結婚式挙げる事が出来なくなり、とても残念に思われていたお二人。
きっとコロナ禍の状況でなければお二人と出逢うことが無かったと思うと、運命だと感じています。
結婚式の準備期間では、中々お二人の素直な気持ちを伺う事が出来ていないように感じていましたが、
テーマを『シアワセイロハ~素直な言葉~』と決定してから、それぞれの気持ち、想い、考えを伺うことが出来て、とても幸せな気持ちになれました。
打合せの中でも、新郎新婦様お互いから「彼(彼女)にサプライズをしたい」
そう仰っていただいた時、お互いへの想いに溢れているお二人だと感じました。
最大限のご提案をさせて頂き、「桒田さんが仰るなら…」と提案に耳を傾けてくださるお二人の姿に、よりやる気がみなぎっていました!
きっと、この想いになれたのもお二人が私を頼ってくださり、3人で考えることができたからだと思います。
式当日にも、新婦のお父様のお手紙で「こんなにも周りに素敵な方がいる」と仰っていたように、
お二人の周りには本当に素敵な方々ばかりいらっしゃるのだと感じました。
だからこそ、お二人にはこれからも今のように「言葉を交わすこと」を大切に、
喧嘩をしたとき、何かを決めていかないといけない時、是非この日の初心を忘れる事なく過ごしていただきたいです。
そして、私たちスタッフと一緒に結婚式をつくりたいと思ってくださったことに心から感謝の気持ちでいっぱいです。
「ルメルシェ元宇品」で結婚式を挙げたスタートライン。何年経ってもお二人が遊びに来てくださる事を心よりお待ちしております。
大切な1日のプロデュースをお手伝いさせていただき、本当にありがとうございました。
お二人の幸せをずっと願っております。